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木工房OKAさんの「ヒノキのMy箸づくり」体験レビュー

京都府亀岡市旭町にて、テーブルや椅子、箪笥などの家具や、小皿や箸などのカトラリー、写真立てなどの小物などを作られている、木工房OKAの岡裕介さん。
毎日の暮らしに寄り添う、あたたかみのある作品を作っていらっしゃいます。
今日はそんな岡さんのヒノキのMy箸づくりを実際に体験したので、その様子をお伝えします!


体験について


30分~1時間程度の体験です。お一人2000円。
事前にご相談していただき、お好きな日にわざどころPONにて体験いただけます。


ヒノキのMy箸づくり体験♪


さて早速、お箸作りの体験へ!

~削る~

最初は、板の木の目の順目と逆目を見極めて削る方向を岡さんに確認してもらってから箸を削っていきます。
このような角材を細く削っていくことでお箸になるのですが、角材から削っていくという本格的な体験ができるのは珍しいそうです!ほとんど削れている状態から仕上げ作業をする体験が多いそう。

カンナで木を削るのは結構大変でした!削る際は左手をカンナの頭に添えて、右手はかんなの中央に添えて身体全体でかんなを引きます。
このときに力はあまり加えずに引くと上手くいきます。
岡さんが実演してくださっているのは見ているときは簡単そうに見えましたが、なかなか上手くできず難しい作業でした。

お箸を削るための木の型は少し斜めに窪んでいて、お箸が先に行くほど細くなるように削れる仕組みなっていました。この型は岡さんの手作りだそうです。

木材を削っていくと、ひのきのいい匂いがして、だんだんと削れていくことにワクワクしていきました!慣れてくるとカンナで削るのが楽しくなっていき、最後の方は軽々とカンナを引くことができました。

~長さ調節~

カンナで木材を削ることができたら、お箸の長さを調節していきます。自分の指の長さを測り、専用のノコギリでちょうどいい長さに切っていきます。
お箸の長さは、人差し指と親指を広げた長さの1.5倍がちょうどよく、この長さを「一咫半(ひとあたはん)」というそうです。お箸を買う際の参考にもなりますね!

~面取り~

長さを整えた後はお箸の角の面をかんなでとっていく作業です。
体験ではヤスリも使用することができますが、ヤスリを使用すると使っていくうちに毛羽立ってくるので、カンナで面取りをするのがオススメだそう。
ちょっとずつ、木材を薄く削っていきます。

~仕上げ~

最後は表面を滑らかにし、長持ちするようにミツロウを塗って仕上げます。
岡さんが使用するミツロウはえごま油とミツロウを混ぜたものなので、安全に使用することができます。こういった心遣いが嬉しいですね🙂

~完成!!~


カンナを使って木材を削るのが一番難しかったように感じます。カンナだけでなく、木材一つ一つの木目や個性を見極めて削る方向を決めたり、削っている木材の微妙な歪みを見て削り方をアドバイスしてくださるなど、岡さんの技や知識に触れる貴重な体験となりました!!
また、自分で削って、指の長さに合わせて切った箸はこの世で一つだけのオリジナル箸!🥢
出来上がった瞬間は嬉しかったです♪


岡さんのものづくり


お箸作りを体験する中で、岡さん自身の様々なお話もお聞きできました。
岡さん木工のものづくりを始めたのは27歳から。
大学を卒業した後、呉服問屋に就職した岡さん。大学は経済学部に所属しており、ものづくりとは遠い生活を元々されていたそう。
呉服屋さんで働き始め、様々な職人さんに出会うようになりものづくりの魅力に引きつけられた岡さんはその後長野にて職業訓練校に通いながら木工の技術を学んだそう。

長野で職人さんと話している際に「年齢的に始めるのが遅すぎる」などと言われたこともあった岡さんですが、長野の木曽檜など良質な木材に触れながら木工を学び現在では京都で家具を始め、暮らしの道具など素敵な作品を作る作家となりました。

普段はヒノキ以外にも様々な木材を使用して家具や暮らしの道具を作っている岡さん。
同じ種類の木材でも木一本一本によって硬さが違い、木材を仕入れて実際に触れて見ると木の個性に驚くそうです。木材が家に届いて「あぁ、この木材はとっても硬いから加工したく無いな」と肩を落とすこともあるそう。
一つ一つの木の特徴を見極めながらものづくりをするというのは知識と技術がいるため、大変なんだと感じました。

お箸作りを教えてくださる傍で、亀岡の洋菓子店から依頼された木工品の制作の様子を見せてくださいました。
お菓子を作るための道具の取手となる部分を作っている岡さん。木が手にしっくりくるように楕円のような形にのみで削っていらっしました。
職人さんのリアルな仕事風景を見る貴重な体験となりました。

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